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ういろう
今回は、昨年小田原で購入してきた ういろう(外郎)について紹介したいと思います。
ういろうと聞くと、名古屋名物の羊羹のようなお菓子を思い浮かべる方が多いのではないかと思いますが、あれも出元は一緒のようですが、小田原で有名な「ういろう」は別名「透頂香」(とうちんこう)という漢方薬です。
小田原と外郎家の関係は、1495年に小田原を平定した北条早雲は、京都の朝廷に仕えていた外郎家5代目・外郎宇野藤右衛門定治(ういろう・うの・とうえもん・さだはる)を招いて、朝廷との外交役としたときに遡るとのことです。詳しくは、お店のパンフレットをいただきてきたので興味のある方はご覧ください。
私がこの「ういろう」に興味を持ったのは、ある患者さまから教えていただいたのがきっかけです。性格的に人に勧められたものは、試してみたくなる性分なので、家族で小田原城を見に行こう!という名目で「ういろう」を買いに行ってきました。なので、私の目当ては飽くまでも「ういろう」というのは内緒の話。。。
お城見学の後に、しれーっとういろう屋さんの方へ歩き、お店を発見!
店内はお菓子も売っていますが、薬局とは窓口が別です。
お菓子売り場を横目に、さっさと漢方薬へ直行!
そしてついに、ういろうゲット!
とりあえず、翌日から毎日朝晩と10粒ずつお水で飲んでみました。もともと胃腸があまり強くないこともあり、どんな効果があるか期待しつつ、2週間ほど続けました。
まず、匂いは森下仁丹に似ています。効能は以下の通り。
飲んでいると、すごく何か効いてるな〜というよりは、調子悪くないなという感じがしました。胃痛や腹痛、胃のムカムカなどの症状が抑えられている感じがあります。自分には合った漢方薬かもしれないと思いました。
胃腸病だけでなく、頭痛やのぼせ、喉の痛みや、咳などの症状にも効くようです。ちなみに、妙香散という頭痛・めまい・のぼせに効く漢方も一緒に買っていました。こちらは更年期障害などに良さそうな気がします。
外郎売
歌舞伎でも有名な十八番「外郎売」はこれが元となっています。二代目市川団十郎が持病の咳で困っていたのを救ったのが、この「ういろう」だったということで、このセリフが生まれたのことです。
こちらの講談師の方のYoutubeが聞きやすいので、参考に貼らせていただきます。
歌舞伎って見に行っても、その歴史背景や人物、場面などをわかっていないと何を言っているのかわからなかったりしますよね。台詞を読みながらだと、いくらか話が耳に入ってくる感じがします。ぜひ、一度「外郎売」を生で見てみたいと思います。
そんなわけで、今回は「ういろう(透頂香)」について紹介してみました。
こちらの漢方薬、ネットや通販では販売しておらず、小田原の本店まで足を運ばないと手に入れることができません。また、一度に購入できる量も限られています。なので是非、ういろうを求めて小田原詣でてはいかがでしょうか?
⬇︎株式会社ういろうのホームページはこちら⬇︎
http://www.uirou.co.jp/kashi1.html
小田原は、美味しい蕎麦やかまぼこのメッカです。お城も見応えがありますし、1日観光などにもオススメです!今年もまた透頂香を求めて行ってきたいと思います。
品川駅から徒歩5分
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