5歳の息子に「早く歯を磨きなさい!」とか「靴下はきなさい!」などと、朝の登園前ラッシュ時に「は〜い・・・」と返事しながら、紙ヒコーキを投げとばしてはしゃぎ回ったり、普段は全く見もしない床に落ちてる絵本を開いてみたりする息子。。。 ダラダラしてる様を見て「ハーヤークーーーシーーテーーー!!」とじれったさを隠せず少々語気が荒くなってしまうハハとチチ。毎朝同じ下り。我が家の日常。。。
どうも、あすも院長です!

5歳作の紙ヒコーキ

先週末から鼻の調子がすぐれず、いやだなと思い、いつもの早めの「葛根湯攻撃」を仕掛けるも、今回のは数年ぶりのビックウェーブ!

キターーーーーーーーー!!!⤵️

週末に鼻風邪症状が強まり、今週に入ってからまさかのあれ

副鼻腔炎(ふくびくうえん)

また勃発!

副鼻腔炎2016

私が副鼻腔炎を初めて経験したのは、息子の生後初めて迎えた夏の頃(2016)だったかと記憶しています。その時は、くしゃみ鼻水で始まったので「夏風邪を引いたな」と軽くみていたら、翌早朝(3:30am頃)ひどい顔面痛<頰とか歯とか眉間などの痛み>で目が覚めて、堪らなくなりすぐに鎮痛剤を飲んだ記憶があります。それでも症状は全く緩和せず、喉痛や大量だだ漏れ鼻水などあったので、これはただの風邪じゃないなと思って、その日すぐに耳鼻科を受診しました。鼻から喉の奥をファイバースコープで診てもらい、顔面のレントゲンも撮影され、下された診断が、副鼻腔炎。

「これはひどい副鼻腔炎だね〜〜、重症だよ。治るのに半年以上かかるかもね。」

などと半ば脅しのようなことをイケメン耳鼻科医に言われて、

まじか。。。 「これっていわゆる蓄膿じゃん?」と内心ショックを受けたのを今も忘れません。

チクノーーーー(ちくしょーーー)

photo-ac.com より

解剖学では鼻の穴の中を鼻腔(びくう)といいますが、鼻周囲の顔の骨には「副鼻腔」という4つ空洞(上顎洞、前頭洞、篩骨洞、蝶形骨洞)がありまして、鼻に入る空気を洗浄したり暖めたりして気管〜肺へ流す役目をしています。そこに、慢性的に膿(鼻水)が溜まった状態が蓄膿であり、この部分に炎症が起こっているので副鼻腔炎と呼ばれます。

そのイケメン耳鼻科医の治療法は、基本的には抗生物質で徹底的に菌を倒す方法でした。ネットで調べても多くの耳鼻科で採用されている一般的な治療法のようです。これを長期間行うというわけです。

処方箋もてんこ盛り。抗生物質、解熱鎮痛剤、抗アレルギー薬、咳止め、鼻水を出やすくする薬、胃荒れ予防の胃薬、咳止めの胸や背中に貼るシール。。。

この大量の薬を飲むだけでも、かなりの拒絶反応がありましたが、最初の1週間は全部消化したものの、再受診にて異なる抗生物質を2週間分、さらに受診でまた違う抗生物質といったような感じで、2ヶ月以上やったような気がします。その割にと言ってはなんだけど、最初の1週間で頭痛(顔面痛)が落ち着いた以外は、ほとんど症状の劇的な改善はなかったかな。。。

なので、途中で通院をやめて自分で治すことを決意。

やれ漢方だ、入浴だ、運動だ、食事だ、ミストサウナだ何だと、(もちろん鍼灸も)いろいろ試した結果、発症から3〜4ヶ月で自然に治っていった気がします。その年末には楽しくお酒でお祝いした記憶があります。

結論から言うと、自分には抗生物質での長期治療は向いてなかった。もともと、抗生物質を飲み続けるとすぐに胃腸をやられてしまい、あまりいい経験はないというのもありました。それに、抗生物質でいくら菌を叩き続けても、膿=鼻水は無くならないということを実感。子供の頃からアレルギー性鼻炎などと言われて、年がら年中 鼻風邪をひいていることもあり、耳鼻科には長いことお世話になっていますが、そういう意味でも鼻はあんまり強くないのかもしれないということを再認識。

またその後も初回ほどの重症にならないものの、再発っぽい症状に見舞われることは何度かありましたが、初回とは別の耳鼻科医(こちらの年配のベテラン先生の処方は短期間に少量で効果がある◎)に診てもらって、なんとか事なきを得て現在に至っていました。今回もこのベテラン耳鼻科医に診てもらおうかと思ったのだけど、コロナ騒ぎもあるし、ちょいと自分で治してみることに決めました。

セラピー@ホーム

副鼻腔炎2020

今回実践している改善法はこちら🔽🔽🔽

その1【鍼灸】

これは主に痛みの緩和と鼻づまり改善を目的にしました。合谷、風池、下関、迎香、巨髎の5穴を多少響かせながら置鍼。鍼灸師としては当然の試み。痛みはまあまあ緩和できましたし、鼻通もいくらか改善。

経穴女子

その2【スチーマー(ネプライザーもどき)

耳鼻科にあるネプライザーのような感じのものですが、薬剤は入ってないのでただの水蒸気スチーマー。以前は、オムロンのものを持っていましたが、どこかに消えてしまった(多分捨てた?)ので、今回はパナソニックのものを使用。鼻づまりにいいとのことだけど、特に医療機器ではないので、気休め程度に利用。夜寝る前と、朝起きたらすぐに使っていますが、使用直後はいくらか鼻がスッキリして空気の通りはいいです。眠りも良くなります。

Panasonic EW-KA65

その3【ツムラ漢方2番

葛根湯加川芎辛夷「かっこんとうかせんきゅうしんい」
<効能>鼻づまり、蓄膿症(副鼻腔炎)、慢性鼻炎
私はツムラの漢方薬はものによっては効き目があると思っています。この2番は初トライなので、結果は事後報告になりますが、今の所いい感じです。

ツムラ2番「葛根湯加川芎辛夷」

ツムラ小咄

ちなみに、ツムラ漢方には一般用(市販用)と医療用(医師の処方)と2つありますが、その違いについて先ほどツムラのお客様相談窓口に電話で問い合わせたところ、単純に1包あたりの容量が異なるだけで、内容物は全く同じとのことでした。両者を簡単に比較すると・・・

一般用 1包(1.875g) 1日2回と記載されている。
医療用 1包(2.5g)  1日3回までと言われることが多い。医師の判断による。

相談窓口の方が言うには、基本的に一般用は医療用の半分くらいに設定してあるそうです。確かに、一般用1.875×2=3.75gに対して、医療用2.5×3=7.5gとぴったり2倍。
効果に関しては、肌に合えば、一般用1日2回で十分な効果が得られるとのことでした。(市販薬として安全基準を満たした量であるとのことです)
肌に合うというか、要するにその人と症状に効果的かどうかは個人差があるため、必ずしも効くという前提ではないわけですね。まあ細かな話をすれば、精通した漢方医による診断や「証」うんぬんといった専門的な話になるわけですが・・・それは割愛

その4【鼻うがい】

これはやったことがないのだけど、蓄膿の大先輩(チクノーパイセン)から「鼻うがいをやったほうがよい」というアドバイスをいただいていたので今回採用してみました。いろんな道具があるようで、どれが優れているのかがわからずテキトーに薬局で買ってきたものを早速試しましたが、鼻閉が甚だしすぎて何も通らないという大誤算。。。これは症状が軽いときに、ケアとして利用するのが良さそうです。

ふざけた商品名が多いで有名な某製薬会社の鼻うがい液

その5【入浴】

やっぱり鼻粘膜はしっとりさせるに限るわけで、お風呂の中で蒸気を吸うのがいいような気がします。身体を温めることも大事ですし、血行や代謝が促進すれば、体内の不要物は排泄されていくのでいいと思って毎晩じっくり入っています。

そんなわけで、とりあえず数日この方法を試みて、改善がなければ諦めて耳鼻科で受診しようかと思います。

発症と経過

金曜日:晩に、鼻の奥がイガイガした
土曜日:鼻が少し詰まった感じ
日曜日:鼻水とくしゃみが出て、少し寒い感じがした
月曜日:昨日と同じ感じ
火曜日:鼻づまりと水のような鼻水、特に右側、鼻声になった、嗅覚味覚の低下
水曜日:朝目覚めたら右顔面痛、緑色の鼻水と痰などが大量に出る。(悪化した日)
木曜日:頭痛・顔面痛・鼻水症状がひどい、鼻づまりも。嗅・味覚は相変わらず
金曜日:鼻水は出るが鼻閉がやや改善、顔頭痛はまだあるが少し改善。嗅・味覚は10%回復
土曜日:やや顔面痛あり、鼻づまりは解消、鼻水はあるがダラダラではなく、ダラまで軽減

前駆症状4〜5日、悪化して4日目の今日ですが、顔面痛・歯痛・鼻水はまだあるものの、少しずつ良くなってきている感じもあります。発熱は一度もなく、たまに咳。全般的に症状は緩和してきてはいますが、とりあえず顔面の痛みが消えるまではなんとも気分が冴えませんが、週明けには良くなっていますように。。。

そして、うちの5歳くんのダラダラ癖が抜けますように。願ってるだけじゃダメよね… 

品川駅から徒歩5分
あすもはりきゅう整骨院 → コチラ