ステーキ300gとエビフライ&唐揚げ

サーロインより、リブアイが好き!
どうも、あすも院長です。

久しぶりの投稿になりますが、ブックレビューをしてみたいと思います。できるだけ要点を絞ってみますので、どうか最後までお付き合いください。

さて、新型コロナ騒動が始まり、早2年が経ちました。現時点(2022年2月末)で国内累計死者数が2万人弱ということで、結果的には例年のインフルエンザと数字的には変わらないような感じだったと言えます。

まあこれについて深くは言及いたしませんが、誰でも風邪は引きますし、こじらせれば皆命に関わる病気だということは言うまでもありません。

「風邪は万病のもと」だということですね。

そんな風邪の予防という意味では、今回紹介する本がなかなか良いのではないでしょうか。

「クエン酸で医者いらず」
長田正松・小島徹  著

結論から言ってしまうと、クエン酸を飲んでいれば、肩こりが解消されるし、いろんな病気をも防ぐ効果が期待出来るといった内容です。

  1. クエン酸には酢と同じ効果がある(疲労回復・殺菌効果)
  2. クエン酸は血液をサラサラにする
  3. クエン酸は自然治癒力を高める
  4. クエン酸は性ホルモンに作用する
  5. クエン酸は胃を丈夫にする

など、いろいろな効果が期待出来るということですが、大きなポイントは2つではないでしょうか。

ポイント1

クエン酸は疲れをとってくれるということ。つまり疲労回復に効く!

クエン酸回路またはクレブスサイクルなどといった話は聞いた事があるかと思います。化学や生物、生化学などに出てくるあれですね。そのクエン酸回路。

一般に、疲労物質というと乳酸が言われていますが、この乳酸をクエン酸が分解するため、体内(筋肉)の疲労を解消するという話です。(*難しい化学式や用語は割愛します)

乳酸については、運動生理学の分野ではいろいろな意見があるため、あまり断定的には言えませんが、この本の中ではそう説明されているのでそういうことにしておきます。

だから、疲れているときはとにかくクエン酸を摂ると良いということです。

ポイント2

クエン酸は体内を弱アルカリ体質に保つということ。

この弱アルカリに保つということが、様々な病気の予防になるという話です。

人は病気になる時、酸性体質になると言われています。また酸性体質に傾くと病気になりやすいということです。

そんな酸性体質を弱アルカリ性にするのが、クエン酸なのです。

江戸末期に流行したコレラがあります。コレラ菌にかかると、ひどく下痢や嘔吐を繰り返し、脱水症状を起こし、さらにはショック状態に陥るといった命を脅かす病気です。ドラマ「仁」にも出てきたあのコロリという病いですね。

このコレラ流行に対し、日頃から梅干しを常食としていた日本人の多くは、流行病にかかりづらかったり、かかっても死なずに済んだなどという事実があったようです。

そんなクエン酸ですが、口に入れてから胃に届くまでは酸性ですが、十二指腸に入ると膵臓から出た強アルカリの炭酸水素ナトリウム(重曹の成分)と化学反応を起こし、クエン酸ソーダとなってアルカリ性になります。

つまり、クエン酸を上手に摂取していると、体を弱アルカリ性に保ちやすくなるということらしいのです。参考までに化学式

そんなクエン酸を含むレモンや梅干しなどは酸っぱくてなかなか大量に摂取できるものではありません。

そこで、クエン酸の粉末を水に溶かして飲むことを著者は勧めています。直接クエン酸水を飲むことで、効率良く体に取り込むことができるということです。

クエン酸の1日の摂取目安は15gとされているようですが、一回で全量を摂取すればよいというわけではありません。

クエン酸は摂取後2時間をピークに4時間後には効果が消えてしまうとのことで、3時間おきにコップ一杯のクエン酸水を飲み続ける必要があるようです。

1リットルの水(コップ5杯分)にクエン酸15gを溶かして入れて、それを朝から晩まで3時間おきにコップ1杯ずつ飲むという方法を紹介しています。

しかし、酸っぱいものが苦手だったり、胃が弱いなど人それぞれなので、自分にあった飲み方を探るようにも解説されています。パターンや例も詳しく書かれているので、興味のある方は是非購読してみてください。

またクエン酸だけを飲めばいいわけではなく、きちんとした食生活を送り、その上でビタミンB群、ビタミンC、ビタミンDなども効率良く取ることでクエン酸効果を向上させるとしています。

ちなみに、私は5gからスタートして、2週間後には15gで割っても普通に飲めるようになりました。すっぱさは慣れます。もともと胃弱ですが、特にクエン酸水で悪くなったりはしていません。

その他、クエン酸のたくさんの効果や病気予防について書かれていますが、科学的な根拠はよくわからないため、このブログでは省略しておきます。

 

考察(あすも院長考)

小さい頃から、私の母も良く風邪や体調が悪くなった時に「酸性体質になっているから、カタセ錠」を飲みなさい。とよく飲まされました。カタセ錠はカルシウムが主体だったかと思いますが、酸性体質や虚弱体質に効くといったものでした。

なので「酸性体質」というワードは子供の頃から常に頭につきまとっています。

もともと夏になるとクエン酸を積極的に摂っている仲の良い友人がいて、疲労回復によいクエン酸のことは気になっていたのですが、酸っぱいのは胃に悪いのではないかというイメージがあったため常用するに至りませんでした。

今回、この本を読んでみて、なんだか効果がありそうだと感じて、すぐにクエン酸の粉末を購入して飲み始めました。昨年の11月からなので、ほぼ3ヶ月くらい経ちますね。

感覚ではありますが、不思議と疲れにくくなった気がします。そこそこ筋トレなど日常的に運動はしていますが、疲労感が以前より少なくなったと思います。

また胃の調子も良いですし、何しろ風邪をひきません

子供のくしゃみや咳などを真正面で受けても、私だけは無症状でした。妻は少し風邪気味になってましたが。。。

普段なら、副鼻腔炎やらでテンテコマイなのは自分なのに、まさに逆転現象です。
なんだかパワーアップした気分!!

一つ付け加えるとすると、口コミでクエン酸ばかり飲んでいると酸齲歯(さんうし)になるという指摘がありました。歯科のことは詳しくないですが、その可能性もあるかもしれませんね。

クエン酸水をとった後は、口の中をリンスしたりして歯の方も気遣っていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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