梅酒サワーより、梅干しサワーが好き!
どうも、あすも院長です。
先月度、当院の施術件数
第一位 は
ズバリ〜
じゃじゃんっ!
じゃらんっ!(東京も GoTo 始まったってさ〜)
腰痛(よーつー)
でした〜!! 888888
(よーつー)と一言でいっても、痛みの部位や感じ方は人それぞれなので「腰痛です」という方から、よくよく問診してみると
「それって腰痛じゃなくない⤴︎?」ということはよくあります。
腰の上の方が痛む場合、腰の脇が痛む場合、腰の下の方の痛み、骨盤の痛み、仙骨やお尻、股関節まで及んでいる場合などいろんなケースがあります。
基本的には、筋肉が原因のものが多いですが、関節の炎症や神経の不調などを伴った場合もあるので、それらに応じて治療法やアプローチは異なります。
その中でも今回は、お尻(肛門周囲)の痛みにフォーカスを当ててみたいと思います。
(* 痔とか腸疾患の痛みは病院でしっかり診てもらってくださいね!)
仙結節靭帯
(せん けっせつ じんたい)
というものについての解説になります。(なんとなく男塾名物風・・・)
1)アナトミートレインについて

はじめにですが、こう言った「靭帯」が施術の対象とされるようになったのは、近年「アナトミー・トレイン理論」が世に広まってからのことだと思われます。またカイロプラクターなどはこの手のお話に強い印象があります。
アナトミー・トレイン(Anatomy Trains) の考えは、おそらくロルフィング理論(提唱者アイダ・ロルフ)がオリジナルだと思われますが、近年流行の「筋膜リリース」という言葉がより簡単な言い方かもしれません。(この経緯に関しては推測なので、間違っていたらズバズバご指摘ください)
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*私も所有してます。
アナトミー・トレインの知識を借りると・・・
人間の体は頭から足先まで、筋膜・筋・腱・靭帯といった組織でつながっているため、それに関与するいずれかが不調を起こせば、全体または他所に問題が生じるという考え方で、それが姿勢やアラインメントに影響を及ぼすので、それらを調整して正常な状態へ戻そうといった類の話です。
私も一時筋膜リリースの考え方に共感を覚えたこともあり、セミナーや勉強会に参加していた時期がありましたが、とはいえ「理論」と「実際」がかけ離れているということはよくある話で、こちらも例外ではありません。
筋膜の研究はまだまだ発展途上段階といったところではないでしょうか。
2)仙結節靭帯へのアプローチ
さて、話を「仙結節靭帯」に戻しますが、尾骨や恥骨、仙骨、仙腸関節、骨盤帯、ハムストリングス(もも裏)などの痛みや会陰部の痛みや感覚障害をきたす場合、かなりの確率でこの「仙結節靭帯」の緊張(固定)が見られるというのが、臨床を通じて得た経験的感覚です。

仙結節靭帯は、腰仙筋膜とハムストリングスの間に位置し、仙骨と坐骨結節をつないでいて、仙骨の前傾を防ぐ役目をしています。また仙骨を安定させるスタビライザーとして、左右の足の体重移動の力を調整するため、歩行やランニングなどを効率的に行わせるために重要な役割も果たしています。
仙結節靭帯へのアプローチは、尾骨(肛門)の近くに位置するため、当然ながら患者様への説明と許可を明確にとってから行いますが、痛みも心地よかったり、鋭い場合もあるので慎重に行う必要があります。


左右の靭帯・筋膜組織のバランスが整ってくれば、徐々に症状の緩和が認められます。一度に過剰な刺激を行うと逆効果にもなり得るので、程よい刺激を数回にわたって行うのが望ましいかと。
私自身も仙結節靭帯の施術は何度か受けていますが、仙結節靭帯をぐっと押されると、「イタ気持ちいい」感じがして、施術後は腰痛や骨盤部がとってもスッキリします。(個人の感想です)
症状に応じて、鍼施術を行うこともあります。鍼はよりダイレクトにターゲットを捉えるため、刺激を強く感じる傾向があります。しかし、即効性が期待出来るので、いち早く改善を目指す人にはオススメです。
2〜3回のセッションで改善している症例は何度も見てきているので、お悩みの方は是非ご相談ください。
当院のホームページはこちら →→→ あすも鍼灸整骨院