皿うどんより、ちゃんぽんが好き!

どうも、あすも院長です。

先日、息子の保育園にて「保育士体験」をしてきました。昨年も体験させていただいたのですが、1年経った園児たちの大きな成長に感心させられながら楽しく「パパ先生」をやらせてもらうことができました。

始まって間もなく折り紙をしている時、隣に座っていた園児に、喉仏をひとさし指でツンツンと何度もいじられ、「これなーに?」ってニコニコ弄ばれてしまいました。園児にモテるというのも悪くないものですが、ちょっと恥ずかしかったですな…

なので 私=パパ先生「これはね、アダムさんのリンゴっていうんだよ!」とドヤ顔で大人な知識を3歳児にひけらかしてしまい。 もちろんその園児の反応も限りなく薄く「へ〜〜〜」の一言でおしまい。他の園児のところへスタスタと行ってしまいました・・・

ロベルト・ガビシャンさんによる写真ACからの写真

さて、

英語で喉仏を Adam’s apple と呼びますが、これは聖書の「禁断の果実」で有名な話なのは皆さまもご存じのことかと思います。

エデンの園にいた、真っ裸のイブとアダムが食べてはいけないと言われていた樹の実(リンゴ)を食べてしまい、その時から裸でいるのがお互い恥ずかしくなり、イチジクの葉っぱで大事な部分を隠すようになったという話。リンゴを食べているのを天使にみられたアダムは、とっさにリンゴを飲み込み喉に詰まらせた。。。その喉の膨らみをたとえて「アダムのリンゴ」と呼ぶようになったとか。。。諸説あり

まあ、そんな雑学はどうでもいいのですが、リンゴと言えば・・・で思い出しました。

私の息子は4歳になりましたが、普段お水か牛乳しか家では飲ませていないので、たまのご褒美や外食時にジュースを飲んでいいというと、必ず「リンゴジュース」と言います。これはそれしか与えてきたわけではなく、オレンジジュースもぶどうジュースも、カルピスもヨーグルトも色々と飲ませてきてはいますが、やっぱりリンゴジュースが好きなようです。

ところで、子供に優しいお店は必ず置いてあるリンゴジュースも、大人が好む居酒屋やレストランでは置いてないことが多々あります。(だいたい、オレンジジュースかジンジャーエールがあると言われます・・・炭酸は子供は無理ですし、苦い・酸っぱいのもやっぱり好きではないようです。飲食店の皆さんリンゴジュース、おけば必ず出ますよ!)

リンゴには、リンゴ酸・クエン酸といった有機酸やカリウムが含まれ、胃の殺菌をするなどと言われ、皮の部分にはポリフェノールやペクチンといった物質が豊富に含まれ、整腸作用やガン予防に効果があるなどと言われています。
詳しくはこちら→ 旬の果物百科より

英語のことわざにも、こんなものがあります。

” An apple a day keeps the doctor away. “
1日1個のリンゴは医者を遠ざける。(毎日リンゴ食べれば医者はいらない)

それほどに、世界的に見てもリンゴというのは非常に栄養に富んだ食物だと認識されているわけですね。確かに、欧米などに行くと、昼食後のデザートとしてリンゴ丸々1つを皮もむかずにかじっているのをよく目にします。

私はもともとあまり果物は食べないのですが、最近飲み始めた「人参ジュース」にリンゴを入れるようにしています。ニンジンジュースについては別途お話ししたいと思います。

まあそんな、アダムのリンゴの話から始まりましたが、せっかくなので鍼灸治療にまつわる話を一つ。

鍼灸の学生時代に五十肩の実技の授業だったと記憶してますが、その時私は風邪が長引いていて咳が止まらず困っていたので、先生が我々のグループに巡回してきた時に「この咳何とかなりませんかね?」と尋ねると、すぐに快く喉に鍼を打ってくれました。まさに、アダムのリンゴにツンツンと・・・

この突起、解剖学的には「甲状軟骨」といい、成人男性は発達しています。

あすも院長(本人)のリンゴ

2〜3分治療してもらった後、先生に「どうだ?」と聞かれましたが、あんまり変わった感じもなく咳込んでいたので「変わりません」と正直に言うと「そうかー、効くはずなんだけどな」と一言いわれてあえなく終了。隣のグループへ行ってしましました。チーン

まあもちろん、鍼治療は痛い場所や症状のある箇所だけをただ刺激すればいいというものではなく、その病気の因果関係を鑑みて治療するものなので、その時すぐによくならなかったのは当たり前といえば当たり前だったかと思います。

せき(咳嗽)という症状は、鼻や口から入ってくる異物(ほこり、煙、ウィルスなど)を体に入り込まないよう除去する生体防御反応とされています。異物が迷走神経の終末枝が刺激を受け、それが脳の咳中枢に送られ、脳の「咳をしろ」という命令によって、「咳がしたい・イガイガする」という感覚を覚えるわけです。これにより、声帯・肋間筋・横隔膜の収縮が起こり咳が出るのです。

なので、この迷走神経(第X脳神経)がキーとなってくるようです。迷走神経は副交感神経とリンクしているため、副交感神経の興奮を抑えることで症状の寛解が期待できます。(副交感神経の興奮しやすい時間帯の明け方などに、喘息発作が起こりやすいことが知られている)

そんなわけで、喉仏(Adams apple)をツンツンしなくても、他の有効とされるツボをとって鍼治療をすることで、咳を抑えることができるようです。当院では、自律神経(交感神経・副交感神経)を整える鍼治療を行っておりますので、お悩みの方はぜひご相談ください。

品川駅 徒歩5分
あすもはりきゅう整骨院