テリヤキバーガーより、チキンタツタが好き!

どうも、あすも院長です。

当院は品川駅から徒歩5分ですが、高輪口の正面の横断歩道を渡ったところに(マクドナルドの目の前)毎朝立ってこれ↓を売っている人がいます。

THE BIG ISSUE JAPAN

The Big ISSUE はホームレスの自立と社会復帰を応援する民間企業で、イギリスが発祥のストリート・ペーパーです。

日本にも法人「有限会社ビッグイシュー日本」があり、大阪を拠点に2003年から活動されているようです。

私はよく知らなかったのですが、妻が学生時代にボランティア活動に熱心だったこともあり、こういうことに詳しくて教えてもらったのが最初です。以来、時々ですが購入しています。

一般メディアが報じないような珍しいトピックだったりで、ちょいちょい発見がある内容なので専門外の知識を広めるのにも役立ちます。

今回の特集テーマは、

“大麻” 再発見

ドラッグとか大麻とかは漠然と”悪いもの”と教わってきているし、身体や脳を破壊するものとしか理解しておらず、私自身も全く経験がないため(これからも使用することはないですが)、なんとも取り扱いづらいトピックではあります。

国の主張は「ただ危険」だとか「絶対やってはいけない」という話になりがちですが、日本の法律で禁止と定められている以上、厚生労働省もそうとしか言いようがありませんよね。しかし、そもそも大麻の作用機序などはまだまだわかっていないことが多いようなので、今回は少し勉強してみました。

Youtubeやネットなどではまあまあ盛り上がっているトピックのようです。
芸人の中田敦彦さんなどが自身のチャンネルで詳しく解説しています。参考になると思うので、興味のある方は見て欲しいと思います。

『中田敦彦のYoutube大学』
【麻薬】危険ドラッグや大麻から自分を守るための授業(前編)
【麻薬】危険ドラッグや大麻から自分を守るための授業(後編)

また、高須幹弥先生も医師の視点で意見を述べています。

『高須幹弥高須クリニック』
「大麻は合法化すべきですか?①/2」

近頃、なぜこれが話題になっているかというと、動画にもある通り、世界的に大麻の合法化運動が高まってきていることが伺えます。私がかつて住んでいたカリフォルニア州も2018年1月より大麻全面合法化されました。(医療利用の合法化は1996年)

私が向こうで生活していた頃は、社交の場であるバーとかパーティーなどでちょっとハイになりたい人たちがタバコ吸いと混じって隠れてマリファナ(大麻)を吸っていたのをよく目撃はしていました。なので、タバコとマリファナの臭いの違いは私でもわかります。

私の仲の良かった友人も、マリファナ吸って気持ちよさそうな顔をしているのを見たことがあります。ただ、彼が言うには、吸っている時はハイになるけど翌朝が頭が痛くなったり気分が悪くなるそうです。(ダウンするって言ってた)強い毒性が伺えるのですが、常習性のない麻薬として、また脳へのダメージがない?という認識で吸っていたようです。

一般的に、麻薬は快感を得るためのもの「嗜好用」と考えられますが、大麻自体はいわゆる「アサ」という植物であり、日本においても長い歴史があり、アサを使った衣服、神社の鈴緒、下駄の鼻緒、力士の横綱、ロープなど様々なものに活用されてきました。これらは「産業用」として使われてきたものです。

問題になるのは「嗜好用」として大麻なのですが、近年注目を浴びているのが「医療用」大麻の話です。

以下は、 ISSUEからの抜粋。

医療用大麻(Medical Cannabis)には、大麻草に含まれる二つの主要な有効成分がある。いわゆるハイになるマリファナの主成分である THC(テトラヒドロカンナビノール)と、向精神作用のないCBD(カンナビジオール)だ。大麻草はこの二つの成分の割合によって、適応疾患が異なる。(表参照) THCやCBDを含めて大麻草独特の成分を「カンナビノイド」と呼ぶ。

また、90年代に、“脳内マリファナ“と呼ばれる物質が発見された。私たちの身体は、大麻草を外部から摂取しなくても、自らの脳内(正確には全身)でその成分を作り出すことができる。さらに、脳内マリファナを細胞上でキャッチするための受容体も発見された。その受容体のCB1は神経細胞に多く、CB2は免疫細胞に多く見ることができる。

これらは、痛み、免疫調整、食欲、認知・記憶、神経保護、感情抑制、発達と老化、運動機能といった人間の身体機能のバランスを保つ重要な役割があることがわかってきた。専門的には、エンド・カンナビノイド・システムという。

難治性てんかんの少女、週300回の発作が1回に減少したということから、WHOも大麻が「麻薬ではない」という勧告を出しました。

「嗜好用」としての大麻使用については、まだまだ議論もあるかと思いますが、医療としての大麻の利用が活発化する動きは日本でも広まっていくような気がします。さらなる研究に期待したいですね。(大麻の医学的研究

私は薬を扱う立場の人間ではありませんが、人の苦痛や症状を改善できるものであれば、取り入れていく必要があるかと思います。このトピックは今後とも注意深く見守っていきたいと思います。

本日も読んでいただき、ありがとうございました。

品川駅徒歩5分
あすもはりきゅう整骨院